40歳の男性某企業の製品研究者、大阪高槻から来院。
昨年4月、テニスをしていて腰を痛め整形外科を受診、腰椎椎間板ヘルミヤと診断され、注射とけん引の治療を受け、痛み止めの薬と湿布薬をもらって帰る。
2ヶ月経ってもあまりよくならず、他の患者さんの紹介で来院されました。
診せてもらうと(診察)左腰痛だけでなく、左の臀部から、左足後側にかけてのシビレと痛みもある。
足先の力も落ちており、ラセーグテストも40度しか上がらない。皮膚の感覚もシビレている。仕事もつらいとのこと。
≪治療と経過≫
まず患者さんの自然治癒力を高めるために、漢方でいう証(あかし)を決めた。これは、からだ全体を診察して異常経絡をみつけ、弱っているものは補い、強くなりすぎている経絡は弱めてバランスを整えてあげる、という治療をおこなった。
しるとこれだけでも左の足の痛みが軽減したとのこと。
左の局所には、皮膚の表面から、刺さない鍼で補った。
初回はこれで治療を終了、足もからだも軽くなったと喜ばれた。
2回目は翌々日に来院。足が自分の足になったとの報告。仕事の都合で一週間に一回しか来れないとのこと。
そこで家庭でできるお灸のツボを選んであげることにした。(これを宮脇式奇経治療と呼ばれている)
手足の先に印をつけ、私の所に来れない日は、このしるしにお灸をしてもらうことにした。その他は前回の治療と同様。
毎週一回治療をつづけ、約16回でほぼ快癒。現在は健康法で2週間に一度来院されている。
症例1
男性60歳会社役員この患者さんは、25年以上前からのお付き合いのかたである。
からだに苦痛を感じた時、ひどくならないうちに必ずやってくる型である。
今回はずいぶん長らく来院されなかった。聞いてみると、体調がよかったとのこと。
「先生のおかげです」と、うれしい言葉!(^^)!
今回は、10日前より、左の腕から指先にかけてシビレと痛みがでえいる。それに左肩甲骨の内側が痛くうずいているとのこと。
早速ジャクソン・スパーリングテスト検査をおこなったところ。頸椎症によるものと思われると説明した。
第4頸椎と第5頸椎の間から出てくる頸神経がその頸椎の間でトラブルをお越しているものである。
《治療と経過》
この方の症状の原因は、骨に異常があるからなかなか良くならないのが普通であるが、日本伝統鍼灸術で治療するととても早く良くなるのである。
その理由は、自然治癒力をたかねるからである。漢方では、骨は腎臓、筋は肝臓(この腎臓・肝臓は漢方医学の臓器の呼び方です)が弱ったため。肝虚証と証を決定。
鍼という刺さない鍼で、からだ全体を調整した。
すると症状が少し軽くなったという。
この後、後頸部の悪い部分に熱さのほとんど感じない知熱灸を行い治療を終わる。2回目・3回目と同様の治療で快癒した。
症例2
女性46歳OLパソコンを一日中操作。右の前腕がシビレていたい。
ジャクソン・スパーリングテストで頸椎の異常と判明。
《治療と経過》
症例1と同様の治療であったが、なかなか通院できなkとのことで、家庭でできるお灸のツボをおしえた。
家で熱心にお灸をして、3回の治療でよくなった。
ここに挙げた2症例は、著効のあったもので、普通はもう少し治療日数がかかることをご了解いただきたい。
症例1
私のファンからの紹介で来られた女性、仕事は会社事務。48歳。
一昨年5月来院。
訴えによると、通勤に自分の車をつかい、約15分で会社に着くそうだが、着くギリギリで気分が悪くなってくる。
数日前には高速道路で気分が悪くなり吐き気や頭痛がおこり車を寄せて止まり、車外に出たという。
『危ない!』趣味がサーフイィンで、日本海の方や和歌山の方に出かけるが途中で気分が悪くなり困るという。
≪治療と経過≫
診察で脈を診ると、ある程度の太さがある。これはよくなるとみた。
とりあえず、車に乗って気分の悪くなるのを遅らせる方法を応急処置としてツボを取ってあげた。(内関)
腹診すると心窩部(みぞおち)が張っていて、すぐに胸のつかえるお腹と診た。
自然治癒力を旺盛にさせる方法である証(あかし)腎虚証で治療することにした。
週2回の治療を3週間、その後週1回で3ヶ月で完全に良くなられました。
症例2
女性34歳公務員3児の母
昨年5月来院会議のまえになると胸が張って吐き気がおこる。
最近頻繁におこるようになった。
会議の前に落ち着くためのツボに印をつけてあげた。
自然治癒力をたかめて早く回復するよう全体治療をおこなった。
3日後に来院、会議の前はツボに銀粒を貼ると胸が楽だったとのこと。
土曜日に家族でレストランに食事に行った際胸苦しさがおこり、あまり食べられなかった。
そこで、治療法を診直し、腎虚心実証で治療することにした。
経過はよく、この後4回の治療で良くなられた。
≪院長の感想≫
近年この症状の人が増えてきている。
多くの人は、たいへん困っておられる。
証(あかし)を正しく私達がとらえれば早く回復するので、一度相談してほしいです。
皮膚がかゆい。赤く腫れる。カサカサになる。
『顔や、クビ筋、前腕、背中がかゆくてつらい』
『かいた後がタダレて痛い。滲出液が出てつらい』
たいへんだと思います。
いろいろな療法。飲み薬やぬり薬。
その他の民間療法などをされたこととお察し致します。
当院では、純日本伝統鍼灸術と気功療法を合わせた経絡気功療法で、今まで治りにくかったものが段々よくなっていきます。
あなたが気をつけられる事は、アレルゲンをさけること。ストレスをなくすこと。
そして、当院の治療方針を受け入れられることです。
症例1
3才の女児、A子ちゃん、生後まもなく湿疹が出て、医療機関でアトピー性皮膚炎と診断される。
現在、一番よく効くのは大阪の南の方にある温泉の水がこの女児に合うので、定期的に取りに行っている。
≪治療と経過≫
診断の結果、肺虚肝実証という証である。
てい鍼を、手足のツボに3か所あてる。
家でもできるツボを選び出して印をつけてあげる。(この方法を奇経療法という)
このツボには金粒銀粒を貼ってもらうようにしている。
治療は週二回を三週間つづけ、その後週一回の治療。半年ほどつづけて、ほぼ治癒とする。(写真A子ちゃん)
症例2
27才女性 B子さん OL
一昨年11月来院。
高校生のころ発病。アレルゲンは不明である。
ステロイド治療も少しつづけたが中止。他にも医療機関を3ヶ所通院するがひどくなる。
3週間後に結婚をするが、式の時ウエディングドレスを着たいので何とかしてほしいとのこと。
≪治療と経過≫
自然治癒力をたかめる本治法(全体治療)を行うため、証を決定して所定のツボに気を補う鍼を行う。
この後、かゆみ止めのツボにお灸を行い、一回目の治療を終わる。
同様の治療を六回ほど(週2回)行ったところ写真のようにきれいになった。
ハワイでの結婚式でウエディングドレスが着れたと報告があった。
帰国後、関東の方へ引越しして行って、その後の経過は不明である。
右術前 左3回治療
51才 主婦
自分のお気に入りは横顔!年齢的にどうかと思ったらシワが3回でとれた!!
永遠の美人でありたい。と願っている。
右治療前 左治療後
39歳 主婦
2017年12月から
永遠に美しくありたいとのことで、毎週1回全身の治療と合わせて行う。
初回の時より若い!!